「何が悪いんだ……
値段が高いのか?
味が落ちたのか?」
居酒屋の暖簾を出して数年になるが、
売上はここ数ヶ月、
残酷なほど右肩下がりだった。
来月もこの調子が続けば、
酒屋や業者への支払いが確実に滞ってしまう。
手元の安い焼酎を喉に流し込もうとした時、
ふと、脳裏に静かなジャズの調べと、
ミキシンググラスの中で氷が微かに鳴る音が蘇った。
それは数ヶ月前、路地裏で迷い込んだ
「Bar Pivot」という店での記憶。
あの夜のマスターの言葉通りにすれば、
この店は、まだ救えるだろうか――。
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